サッカー日本代表 最近の試合内容

スタジアム

ワールドカップ出場を決め、ヨーロッパ遠征も経験した2017年のサッカー日本代表ですが、ここ最近の試合ではボールを繋げずに、攻撃面での構築がなかなか上手くいっていない印象を受けます。

これは監督のやりたいサッカーや選手選考に起因していて、今の日本代表監督は技術面よりもフィジカルに優れた選手を優先的に選んでいる傾向になっているので、守備面での強度や球際の強さなどは試合の中で多く見られますが、パスワークや崩しの部分では物足りなさを感じてしまいます。また、強みである守備面でも相手のカウンターに対する守備に問題を抱えており、特にボールを奪われた瞬間の切り替えスピードやポジショニングが整理されていない部分も見受けられます。

しかし、ボールを前から奪いにいくという部分では一定の成果があり、90分プレスをかけ続けながら相手にプレッシャーを与え、ボールを奪ったあとに縦に速く推進しながら攻撃を行うという形は、徐々に完成形になってきています。

日本サッカーが世界と戦っていくためにはボールを奪うこと、奪ったら縦に速く攻撃することが最も重要な要素で、相手の守備陣形が整う前にシュートまでいけた方が個の部分での力の差を埋めることができるので、選手選考の微調整を行いながら今のサッカーを継続していくことが重要になってきます。

MENU